Harbeth ハーベス HL-P3ESRのレビューと最安値情報

Harbeth HL-P3ESRってどんなスピーカーなの?

 

 

英国のハーベス社のHL-P3ESRは同社のエントリーモデルの小型スピーカーです。

 

と言っても安いわけではなく、世界で非常に高く評価されているスピーカーでもあります。

 

 

 

今まで、HL-P3 → HL-P3ES → HL-P3ES2 → HL-P3ESRとモデルチェンジをしてきました。

 

私はシリーズ2番目のHL-P3ESを10年以上使い続けてきましたが、本当にいいスピーカーです。

 

 

 

そして、大好きなHL-P3シリーズの最新モデルのHL-P3ESRをネット通販で購入したので

 

過去のモデルと最新のモデルを比較しながら、ちょっとレビューしてみたいと思います。

 

 

 

私はオーディオマニアでも無ければ、評論家でもありませんので、上手に表現はできません。

 

ただ、ごく普通の一般人が感じた本当に素直な感想だと思って読んで頂ければ幸いです。

 

 

 

まず見た目ですが、このようにほとんど変わっていません。でもこのシンプルさがいいんです。

 

しかし、中身に関しては、ほぼ全てのパーツを一新しており、大変な進化を遂げています。

 


HL-P3ES   HL-P3ESR

 

 

 

10年以上前、オーディオ専門店に通って、試聴を繰り返して最終的にハーベスに決めました。

 

少し高めですがB&Wの『Nautilus 805』というモデルもいい音で、最後までかなり悩みました。

 

 

 

結局ハーベスに決めた理由は、ボーカルがリアルなのと、聴き疲れしないことの2点ですね。

 

B&Wは音を精密に聴かせるイメージで、ハーベスは音楽を楽しく聴かせるという印象でした。

 

 

 

当時は大学生で、高音質の小型スピーカーが欲しくてバイトで地道にお金を貯めて買いました。

 

今まで使っていた安物とは別次元の音で、毎日音楽を聴くのが楽しくてしょうがなくなりました。

 

 

 

そして10年以上の歳月が流れ、特に不満はなかったんですが、そろそろ替え時かなと思って

 

HL-P3ESRを購入しました!音質は素晴らしく、より一層進化したハーベスの音でした。

 

 

 

ちなみに私はHL-P3ESRをPC用兼本格オーディオ用としてアンプで切り替えて使っています。

 

PCモニターのサイドにこのような感じで並べて、オーディオ機器は上の棚に置いています。

 

 

 

PC用兼オーディオ用セッティング

 

 

 

接続はバイワイアリングからシングルワイアリングに変更されて、振動板はラディアル2になり

 

やや弱かった低音も改善され、見事なバランスで、何よりボーカルが本当に素晴らしいです。

 

 

HL-P3ESRの特徴

 

 

 

言葉で説明するのはちょっと苦手なので、いくつかの動画で実際の音を聴いてみてください。

 

録音をした音を別のスピーカーで聴いてもあまり意味はないのですが、感覚は分かると思います。

 

 









 

 

 

いかがでしょうか。元々ボーカルが良いんですが、P3ESRになって更に磨きが掛かりました。

 

特に女性ボーカルの声はすごく生々しくて、本当に目の前で歌っているように聴こえます。

 

 

 

聴き疲れしないという点は一貫していて、長時間鳴らしても柔らかくてとても心地いい音です。

 

ちなみに私は同じく英国のCreek『cd43mk2 + 4330mk2』という組み合わせで聴いています。

 

 

 

HL-P3ESRの主なスペックは以下のようになっています。

 

 

  • 形式…2Way・密閉式
  • ユニット…高域:19mm/アルミドーム 低域:110mm
  • 能率…83.5dB/1W/1m
  • 定格…入力 50W
  • 周波数特性…75-20kHz
  • サイズ…W189×H306×D202(mm)
  • 重量…6.3Kg(1台)
  • 希望小売価格…240,000円(ペア・税別)

 

 

 

スペックだけでは音の良し悪しは分かりませんので、やはり実際に聴いてみるのが1番です。

 

好みもありますので、お近くにオーディオ店などがあれば試聴してみることをお勧めします。

 

HL-P3ESRをより楽しむためのセッティングについて

 

 

スピーカーの配置はどのようにしたらいいのか

 

 

私は6畳半の部屋で、かなり至近距離で聴いているのですが、それでも配置は色々試しました。

 

一般的には自分の位置と両スピーカーの位置が正三角形になるのが理想と言われていますよね。

 

 

スピーカーのセッティング

 

 

 

これは間違いないのですが、三角形の1辺の長さはどの程度がいいのかという基準が曖昧です。

 

それに関して、「音楽工学」という本に配置とリスニング位置の最適寸法という記載があります。

 

 

 

スピーカーの最適な位置

 

 

 

この図は、長方形の部屋の短辺Xを基準にして、左右のスピーカーの間隔とリスニングの位置を

 

ある程度の範囲で指定しているので、自分の聴く位置と、大体のセッティングの目安になります。

 

 

 

スピーカーの角度と間隔はどのようにしたらいいのか

 

 

まずスピーカーの角度についてなんですが、私は試行錯誤の末、やや内側に向けています。

 

某オーディオ評論家の方によると、基本的に内側に向ける必要は無いと断言していました。

 

 

 

基本的にスピーカーを内側に振るのは、ツイーターの指向性が狭いことによるものなんですが

 

至近距離の場合は別として、離れて聴く場合は角度的に差が無いから無意味とのことです。

 

 

 


セッティングとリスニング位置

 

 

 

でも実際はこのように、正三角形を意識して両スピーカーを内側に向けている人が多いですよね。

 

要は、自分で色々と試してみて、自分の感覚で最適な角度を見つけるのが1番かと思います。

 

 

 

それから、左右のスピーカーの間隔なんですが、これもあまり広くしない方がいいようです。

 

広いと音場感が広く感じますが、逆に真ん中の音が抜けてしまって声が薄くなってしまいます。

 

 

 

特に、ハーベスのような中音域のボーカルが優れたスピーカーは広過ぎないようにしましょう。

 

折角の優れたボーカルが、セッティングで台無しになってしまったら勿体ないですからね。

 

 

 

サランネットは外して聴くべきか?

 

 

サランネットに関してですが、オーディオマニアの方は外して聴くのがほぼ常識だそうです。

 

サランネットを付けると高音域が減衰しますが、これを計算して作っているモノもあるようです。

 

 

 

これは私のHL-P3ESのサランネットですが、HARBETHのロゴが両方とも取れてしまいました。

 

そのおかげで、そろそろ10年以上経っているし、もう買い換えようと決心したわけなんです。

 

 

 

サランネット

 

 

 

ちなみにオーディオマニアでもない私は、サランネットは常に付けた状態で聴いています。

 

最大の理由は保護なんですが、至近距離で聴いているので剥き出しだと怖いんです。

 

 

 

手を伸ばしたら届くほど近いので、ちょっとした弾みで何かぶつけてしまいそうなんですよね。

 

それから、海外の人がレビューでHL-P3ESはサランネットを付けるべきだと書いていたんです。

 

 

 

私はその海外のオーディオマニアらしき人のレビューを読んで以来、ずっと付けています。

 

かなり詳しいレビューでしたので、サランネットは付けて聴くものだと未だに信じています。

 

 

ハーベスの歴史とコンセプトについて

 

 

私がハーベスというメーカーを知ったのは、オーディオ雑誌なんですが、とても好評価でした。

 

それで、当時の最新機種のHL-P3ESを試聴しようと思って、オーディオ店に何度も通いました。

 

 

 

前述した通り、迷った挙げ句にハーベスに決めたんですが、これは正解だったと思っています。

 

音楽は毎日聴くので、自然で聴き疲れしないというのは、長く聴く上でとても重要だからです。

 

 

 

当時のオーディオ雑誌によると、LS3/5aをはじめとするイギリスのBBCモニターの開発者の、

 

Hダッドリーハーウッド氏が1977年に設立して、後にアランショウ氏が引き継いだそうですね。

 

 

 

ハーベスの歴史

 

 

 

上記に書かれている通り、ハーベスの音はBBCモニターの音を継承しつつ新しい要素を取り入れ

 

最先端のサウンドを目指して、材質や構造にも拘り、コンピューター解析を活用して製造され

 

 

 

  • 生の音に迫る正確な再生音
  •  

  • フラットな周波数特性
  •  

  • 均等にバランスのとれたワイドな志向特性

 

 

 

といったコンセプトで、時代の最先端を目指して常に進化し続けてきたということですね。

 

実際、この3つの要素はまさにハーベスのスピーカーの出す音を正確に表現していると思います。

 

 

 

ある程度有名なメーカーなのに、社員数が5名と非常に少なくて、当時はちょっと驚きました。

 

私が最後まで迷ったB&Wの当時の社員数は500名と書かれていますので実に100倍差ですね。

 

 

 

こちらにアランショウ氏のインタビュー記事が掲載されているので、是非ご覧下さい。

 

全文を読みたい方はこちらをどうぞ。かなりの時間をかけて作ったことがよく分かります。

 

 

アランショー氏のインタビュー

 

 

殆どの部品を1から作り直しているので、今までのHL-P3シリーズとは別物という感じですね。

 

今は大型のスピーカーには全く興味が無くて、小型のパーソナルスピーカーを作りたいそうです。

 

 

 

私はPCモニターの横に置いているので、新たな小型パーソナルスピーカーが出たら注目ですね。

 

本当はこういう使い方は邪道かと思うんですが、PCの音も高音質になるので便利なんですよ。

 

 

現在のHL-P3ESRの最安値ショップ情報!

 

 

さて、実際に購入するからには、当然ですが、なるべく安く買いたいものですよね。

 

 

価格比較サイトで有名な「価格.com」では1位でも21万円以上のショップが並んでいますので

 

色々と調べまして、最安値トップ3のショップを掲載していますので、参考にしてみて下さい。

 

 

 

※2014年8月31日確認

 

  価格 送料 ショップ
197,500円(税込) 0円 AUDIO & VISUAL CORE ×
198,310円(税込) 0円 オーディオユニオン
203,299円(税込) 0円 ビックカメラ
203,299円(税込) 0円 ソフマップ

 

 

上記の最安値ショップは楽天なので、1800以上のポイントが付いて、お得に購入できます。

 

5,000円以上の価格差とポイントを利用して、インシュレーターなどを買ったり出来るわけです。

 

 

 

ちなみに、中古で安く購入したいと考えている人は少し注意した方がいいと思います。

 

ショップなどの場合は保証が付く場合もあるかと思いますが、個人から買うのは避けましょう。

 

 

 

ヤフオクなどですと、個人で出品していることがほとんどで、どう扱われていたか分かりません。

 

スピーカーは基本的に消耗品ですし、ノークレームノーリターンと書いている人は要注意です。

 

 

 

私は過去に、オークションで美品と書かれていた商品がすぐ壊れてしまったことがあります。

 

お店で保証があればいいんですが、個人だと泣き寝入りするしかありませんので悲惨でした。

 

 

 

くれぐれもお気を付け下さい。

 
レビュー セッティング ハーベスの歴史 最安値ショップ